素材・加工ガイド

金属アクセサリーをレーザーで作る|刻印と切り出し

金属アクセサリーをレーザーで作る|刻印と切り出し
目次
  1. 「切り出し」と「刻印」、やりたいのはどっち
  2. 素材で印象がここまで変わる
  3. 小さな金具にも刻印できる(つぶれを防ぐコツ)
  4. まとめ:1点から、形も文字も

最終更新日: 2026年10月1日

金属のアクセサリーをオリジナルで作りたいとき、方法は大きく2つに分かれます。地金そのものを好きな形に「切り出す」か、できあがった金具やパーツに文字やマークを「刻印する」か。Ichisではどちらもレーザー1台で、しかも1点から対応できます。まずはこの違いを押さえておくと、自分のやりたいことがどちらなのか、ぐっと整理しやすくなります。

この記事では、「切り出し」と「刻印」の違い、素材ごとの印象、そして小さなパーツに名入れするときの注意点を、作例の写真と一緒にご紹介します。

アクセサリーは小さいぶん、線の太さや文字の大きさのわずかな違いが仕上がりを左右します。レーザーはデータをもとに加工するため、細い透かしのような細かいデザインにも向いています。

「切り出し」と「刻印」、やりたいのはどっち

切り出しは、真鍮やシルバーの板から形そのものを作る方法です。下の写真のような透かしの入ったペンダントトップは、デザインデータをそのままレーザーでくり抜いています。既製品にはない形を一から作れるのが強みです。

レーザーで切り出したオリジナル形状のシルバーペンダント
データから形を切り出したオリジナルのペンダントトップ。透かしの細い線もレーザーで抜いています

一方の刻印は、すでに形のあるパーツ(リング・プレート・金具など)の表面に、文字やロゴ、イラストを入れる方法です。「手持ちのアクセサリーに名前を入れたい」「無地のパーツを買って文字だけ入れたい」という場合はこちらになります。やりたいことが「形から作る」なら切り出し、「表面に何か入れる」なら刻印、と考えるとシンプルです。

なお、お手持ちの品に刻印する場合は、品物を郵送でお預かりし、刻印後にお返しします。素材や形状、表面のコーティングによっては加工できない場合がありますので、先にフォームから、写真を添えてご相談ください。

素材で印象がここまで変わる

同じ形でも、素材が違うと表情はまるで別物になります。下は真鍮(ゴールド系)とシルバーを並べた作例です。真鍮はあたたかみのあるアンティーク調、シルバーはシャープで現代的な印象になります。

ゴールドとシルバーのピアスにレーザーで名入れした例
ゴールドとシルバーの2色。同じデザインでも素材で雰囲気が変わります

ざっくりした選び方の目安としては、ヴィンテージ・カジュアル寄りなら真鍮、上品さや清潔感を出したいならシルバー系(シルバーやステンレス)です。普段使いで汗や水に触れる機会が多いものには、変色しにくいステンレスが扱いやすい素材です。金属プレートの素材選びについては金属プレートに名入れ刻印|素材選びと事例ガイドでも詳しく書いていますので、あわせて読んでみてください。

小さな金具にも刻印できる(つぶれを防ぐコツ)

「こんなに小さいパーツにも文字が入るの?」と気になる方もいるかもしれません。下は直径1cmほどのバネホック金具に刻印した例です。指先ほどのパーツでも、素材や形状が合えば文字やマークを入れられます。

小さなバネホック金具にレーザー刻印した例
直径1cmほどのバネホック。小さなパーツでも刻印は可能です

ただし、小さなパーツに細かい文字を詰め込みすぎると、仕上がりがつぶれて読めなくなることがあります。レーザーの線には太さがあるので、小さい面積に画数の多い漢字や細かいロゴを入れると、線同士がくっついてしまうためです。小さいパーツのときは、「文字を減らす」「フォントを太く・大きくする」ことを先に考えておくと、つぶれにくくなります。

小さいパーツに入れる文字は、2mm以上を目安にしてください。これはあくまで目安で、素材とサイズで変わるため、データを拝見して個別にご案内します。「何を・どのくらいの大きさで」入れたいかを先にお知らせいただくと、ご案内がスムーズです。

刻印の納期は、ご入金の確認後(お手持ちの品を送っていただく場合は品物の到着後)、おおよそ2週間が目安です。数量や内容によって前後します。制作に入る前に、刻印の内容とデザインをLINEまたはメールで確認させていただき、最終確認のあとに加工を始めます。実物での試し彫りや試作をご希望の場合は、内容によって対応が変わるため、ご注文前にご相談ください。

まとめ:1点から、形も文字も

金属アクセサリーは「切り出し」で形から作るか、「刻印」で表面に入れるか。Ichisはどちらも1点から対応できます。素材は真鍮・シルバー・ステンレスなどからご相談いただけます。小さなパーツへの名入れも、文字の数や大きさを調整することで、きれいに仕上がりやすくなります。

ほかにどんなものが作れるのかは制作カタログで実物の作例をご覧いただけます。「こんなものは作れる?」というご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。デザインデータがなくても、手描きのラフや「こんなイメージ」からご相談いただけます。

刻印の料金は、「版代+デザインデータ作成代(.ai入稿なら不要)+刻印代(サイズ×数量)+商品代(お持ち込みなら不要)」の合計です。手描きのラフなどからデータ作成をIchisに任せる場合のデザインデータ作成代は、1デザインあたり2,750円(税込)です。切り出し加工は個別のお見積りになります。くわしくは料金表をご覧のうえ、無料のお見積りをご利用ください。

Ichis編集部