レーザー加工の端材でアクセサリーを作る
最終更新日: 2026年10月1日
結論からお伝えすると、レーザー加工で出る「端材(はざい)」は、捨てずにピアスやキーホルダーへ生まれ変わらせることができます。
端材というのは、たとえばアクリルや金属の板からデザインを切り出したあとに残る、まわりの部分のことです。1枚の板から商品を切り出すと、どうしても余白が出ます。これまでは多くが廃棄されていく素材でした。でも、よく見ると色も質感もきれいで、ほんの少しの手間で小物に変わります。
この記事では、Ichisの工房で端材から作った小物の例と、その背景にある考え方、オーダーするときに知っておきたいことをまとめます。「環境にやさしいノベルティを作りたい」「世界に一つの小物がほしい」という方の参考になればうれしいです。
そもそも端材は、なぜ生まれるのか
レーザー加工は、データに沿って素材を切り出したり、表面を刻印したりする加工です。アクセサリーのような小さなパーツを作るときも、板状の素材から必要な形だけをくり抜きます。その「くり抜いたあとの板」が端材です。
面付け(1枚の素材にいくつもの形を並べて取ること)を工夫すれば端材は減らせますが、形が複雑になるほど、どうしても余白は出ます。この余白は「材料費を払ったのにゼロ円で捨てる部分」になりがちですが、もう一度デザインの目で見直すと、小物の素材として使えることがあります。

端材から作った小物の例
上の写真は、プラスチックの端材から切り出したキーホルダーです。星や動物、ハートなど、手のひらに乗る小さな形は、端材のサイズでも十分に取れます。乳白色のすりガラスのような質感が、もとが余り材だとは思えない仕上がりになりました。
アクセサリーにも応用できます。葉っぱの形のピアス(この記事のサムネイル写真)は、半透明の端材を花びらのように切り出して、金具をつないだものです。半透明の素材は、光に透けると色の見え方が変わります。
端材だからこその注意点
端材活用にはコツがあります。「余り材があるから何でも作れる」と思われがちですが、端材は1枚ごとに大きさも残り方もバラバラです。同じデザインをまとまった数でそろえたい、といったロット品には向きません。あくまで「その素材だからできる、一点ものの小物」と考えるのがおすすめです。
また、薄い端材に細かい文字を刻印しようとすると、線がつぶれてしまうことがあります。小さな小物に名入れをしたいときは、文字を少し大きめにする・字数を絞る、といった調整が必要です。このあたりの素材選びや刻印の考え方は、金属アクセサリーをレーザーで作る|刻印と切り出しの記事でもくわしく触れています。

端材を使う理由
手間をかけてまで端材を使うのには、理由があります。
端材は、材料費としてはすでに支払いが済んでいる部分です。そのまま捨ててしまうのは、デザインに使える素材を捨てるのと同じで、もったいないことです。色も厚みも一点ずつ違うため量産には向きませんが、そのぶん、まったく同じものが二つとできません。
エコだから我慢して使う、ではなく、端材だからこそ出せる質感や偶然性を楽しむ。そういうものづくりが、結果として無駄を減らすことにもつながります。
オーダーしたい方へ
端材を使った小物は、その時々にある素材によって作れるものが変わります。「こんな雰囲気のものがほしい」「ノベルティに使いたい」というご相談には、いまある端材で対応できるかどうかを確認してご案内します。正確な価格や納期は、デザインと数量によって変わるため、まずはお問い合わせください。お見積りは無料です。
レーザーで作れる小物の幅は、Ichisの商品カタログでもご覧いただけます。端材活用やオリジナル小物のご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。一点ものの小物づくりを、一緒に楽しめたらうれしいです。
— Ichis編集部
