素材・加工ガイド

看板・銘板をレーザーで作る|木・アクリル・金属の選び方

看板・銘板をレーザーで作る|木・アクリル・金属の選び方
目次
  1. 木製看板|温かみと「お店らしさ」が出る
  2. アクリル切り文字|抜け感のあるおしゃれサイン
  3. 金属銘板|法人・施設の信頼感
  4. 素材の選び方(早見表)
  5. 料金と納期について
  6. まとめ

看板や銘板をオーダーで作ろうとすると、最初に迷うのが「どの素材にするか」です。木の温かみ、アクリルの抜け感、金属の重厚感。同じロゴでも、素材が変わると伝わる印象はまったく別物になります。結論から言うと、店舗の世界観を出したいなら木、おしゃれな切り文字ならアクリル、法人の信頼感なら金属——用途で選ぶのがいちばん失敗しません。

わたしは前職がアパレル販売だったので、お店の「顔」になるサインがどれだけ集客や印象を左右するかを肌で感じてきました。Ichisに入ってレーザー加工を学んでからは、その看板を自分たちの手で削り出せるようになって、素材ごとの個性の違いにあらためて驚いています。

この記事では、実際にIchisで制作した木・アクリル・金属の3つの看板・銘板を並べて、それぞれの向き不向き、選ぶときの注意点を、つくり手目線でまとめます。これから看板やサインを発注する方が、素材選びで遠回りしないための一次情報です。

木製看板|温かみと「お店らしさ」が出る

まず木製。無垢材に筆文字をレーザー彫刻した、飲食店向けの看板です。焼き色のついた彫り跡が木目に馴染んで、手書きのような温度感が残ります。和の業態、カフェ、美容室など「人の気配」を出したいお店と相性が良い素材です。

無垢材に筆文字をレーザー彫刻した店舗用の木製看板
無垢材+筆文字のレーザー彫刻。彫り跡の焼き色が木目に馴染む

注意点としては、木は屋外に出すと反りや色あせが出やすいこと。屋外設置なら塗装やコーティング、設置場所の相談が必要です。逆に店内ディスプレイなら、木そのものの質感が活きます。Ichisで作ったこの看板も、彫りの深さを調整して筆文字のかすれまで再現しています。

木は一枚ずつ表情が違うから、同じデータでも出来上がりが微妙に変わる。そこが面白いところでもあるし、屋外で使うなら必ず保護処理の相談をしてほしい。「彫って終わり」じゃなくて、どこに何年使うかまで聞いてから素材と仕上げを決めています。(西出)

アクリル切り文字|抜け感のあるおしゃれサイン

次にアクリル。アイキャッチにした「Slow」のサインは、ゴールドミラーのアクリル板を文字の形に沿ってレーザーで切り出したものです。筆記体の細い部分まで途切れずに抜けていて、壁に貼ると陰影が出て立体的に見えます。ショップのロゴサインやウェルカムボード、フォトスポットによく使われる作り方です。

金属銘板|法人・施設の信頼感

最後に金属。ステンレスプレートにコンパスのロゴをレーザー刻印した銘板です。金属は彫った部分だけ色が変わるので、塗料を使わずに細い線まで表現できます。会社の表札、施設の案内銘板、表彰プレートなど、きちんと感・長く使う前提のものに向いています。

ステンレスプレートにコンパスロゴをレーザー刻印した法人向け銘板
ステンレスへのレーザー刻印。塗料なしで細密なロゴを再現

金属は屋外耐久性が高く、サビにくいステンレスを選べば屋外の表札にも使えます。注意点は、鏡面仕上げの金属は指紋や映り込みが目立つこと。設置場所の光の向きまで考えると失敗しにくいです。

素材の選び方(早見表)

素材 向いている用途 注意点
飲食・和・温かみのある店舗 屋外は反り・色あせ対策が必要
アクリル 切り文字ロゴ・装飾サイン 細すぎる文字は強度に注意
金属 法人銘板・表札・表彰 鏡面は指紋・映り込みが出やすい

料金と納期について

看板・銘板は素材とサイズで価格が大きく変わるため、定額表ではなく都度のお見積もりになります。

看板はサイズ・素材・彫りの量で原価がぜんぜん違うので、一律いくらとは言えません。ロゴデータと希望サイズ、設置場所(屋内か屋外か)を教えてもらえれば、その場で概算は出せます。小さなサンプルで質感を確認してから本番、という進め方もできます。(西出)

金属プレート単体の刻印料金の目安は、金属プレートに名入れ刻印|素材選びと事例ガイドでも紹介しています。あわせて読むと素材感のイメージがつかみやすいです。

まとめ

看板・銘板は「素材で印象が決まる」ものです。お店の世界観なら木、おしゃれな切り文字ならアクリル、法人の信頼感なら金属。迷ったら、まず作りたい場所と伝えたい雰囲気を教えてください。Ichisは多種類の素材を自社のレーザー加工で形にできるので、素材の相談から一緒にできます。

制作実例はカタログでも見られます。看板・銘板のご相談はお問い合わせフォームからどうぞ。