素材・加工ガイド

IQOS刻印 持ち込みデータの作り方|入稿前のチェック5項目

IQOS刻印 持ち込みデータの作り方|入稿前のチェック5項目
目次
  1. なぜ「入稿データ」で仕上がりが決まるのか
  2. 入稿前にチェックしたい5つのポイント
    1. 1. データ形式は、アウトライン化済みの「Ai(.ai)」が最適
    2. 2. 線幅が細すぎないか確認する
    3. 3. 写真・グラデーションは「600dpi・グレースケール」が目安
    4. 4. フォントは必ず「アウトライン化」する
    5. 5. 刻印サイズと位置を、本体写真で指定する
  3. 製作例で見る「いい入稿データ」
    1. 事例1:イラストの「線が活きる」鯉デザイン
    2. 事例2:筆記体サインの「線の強弱」を残す
    3. 事例3:グラフィティ系の「太い面の塗りつぶし」
  4. よくいただく質問
    1. Q. 手書きデザインは持ち込めますか?
    2. Q. SNSで保存した画像は使えますか?
    3. Q. データを送る前にイメージだけ相談できますか?
  5. 料金・納期の目安
  6. Ichisでの対応と関連記事
  7. ご相談・お見積もりはお気軽に

最終更新日: 2026年10月1日

IQOSへ持ち込みでレーザー刻印を依頼するとき、仕上がりは「入稿データの作り方」に大きく左右されます。データの形式や線の太さといった土台の部分で、仕上がりの精度や、確認のやりとりにかかる手間が変わるからです。

この記事では、入稿前にチェックしておきたい5つのポイントをまとめます。これからIQOS ILUMA(イルマ)シリーズへの持ち込み刻印(本体は郵送でお預かりします)を考えている方の参考になれば幸いです。

なぜ「入稿データ」で仕上がりが決まるのか

レーザー刻印は、入稿いただいたデータの線・面を、機械がそのまま素材へ転写する加工です。つまり、データに問題があれば、そのまま素材に問題として出てしまいます。たとえば、データ上の線が細すぎると、刻印したときに線が途切れたり、にじんだりすることがあります。

また、データの形式(jpg画像かAiベクターか)でも、加工方法が大きく変わります。ベクターデータなら「線をなぞるベクター刻印」、画像データなら「点の濃淡で表現するラスター刻印」と、機械側のモードが切り替わります。輪郭のシャープさ・線の鋭さは、ベクターの方が圧倒的に出やすいです。

同じデザインでも、アウトライン化したAi(.ai)データと、jpgのままのデータとでは、仕上がりが変わります。イメージに近い仕上がりにするために、まずデータの形式をそろえておくのがおすすめです。

IQOS刻印 鯉イラストの精密ベクターデータ事例
複雑な鯉のイラストも、ベクターデータで入稿いただくとディテールがクリアに出る

入稿前にチェックしたい5つのポイント

データを送る前に、以下の5項目を見直しておくと、修正のやりとりを減らせます。それぞれの理由と、起こりやすい失敗をあわせて紹介します。

1. データ形式は、アウトライン化済みの「Ai(.ai)」が最適

もっとも理想的なのは、Adobe Illustratorで作成し、アウトライン化したAi(.ai)データです。線の情報が「ベクター」として残っているデータなら、拡大縮小しても劣化しません。アウトライン化されたPDFやSVGなどのベクターデータは、お送りいただければ、そのまま使えるか確認します。jpg・pngなどの画像形式でも刻印自体は可能ですが、ラスター加工になるためエッジがやや甘くなります。

  • ◎ 最適: アウトライン化済みのAi(.ai)データ
  • ○ 確認のうえ使用: PDF(アウトライン化済)/SVGなどのベクターデータ
  • ○ 可能: 高解像度のjpg・png(後述の解像度の目安あり)
  • △ 要相談: 紙の手書きスケッチ(Ichisで刻印用のデータを作成します。デザインデータ作成代(デザイン料)2,750円(税込)/1デザインがかかります)

2. 線幅が細すぎないか確認する

レーザー刻印で再現しやすい線幅は、おおむね0.05mm以上が目安です。デザインソフトの画面では見えていても、実際の刻印では「飛んだ」ように見えなくなる細い線があります。線幅が「ヘアライン」などの極細の設定のままになっていないか、入稿前にチェックしてください。なお、この数値はあくまで目安で、きれいに出る線幅は素材とサイズで変わるため、データを拝見して個別にご案内します。

3. 写真・グラデーションは「600dpi・グレースケール」が目安

写真をそのまま刻印したい場合、入稿データの解像度が仕上がりに影響します。実寸サイズで600dpi以上を目安に、できれば1200dpiまで上げていただくと、髪の毛や瞳のディテールまで再現しやすくなります。さらに、レーザーは色を持たないので、入稿前にグレースケール変換した状態のデータを確認していただくと、仕上がりイメージにギャップが出にくくなります。解像度の数値は目安で、素材とサイズで変わるため、データを拝見して個別にご案内します。

IQOS刻印 筆記体サインのアウトライン化済みデータ事例
筆記体サインはフォントをアウトライン化したベクターデータで入稿していただくと、線の強弱もそのまま再現できる

4. フォントは必ず「アウトライン化」する

テキストをそのまま入稿すると、Ichis側のPCにそのフォントが入っていない場合、別のフォントに置き換わってしまうことがあります。これは、レーザー加工以前の段階で仕上がりがイメージと違ってしまう原因のひとつです。Adobe Illustratorなら「書式 → アウトラインを作成」で、フォントが図形化されて固定できます。Canvaなどほかのツールをお使いの場合は、書き出しの方法を各ツールの公式の案内でご確認ください。

5. 刻印サイズと位置を、本体写真で指定する

意外と忘れがちなのが、「実際の本体のどこに、どれくらいの大きさで刻印するか」の指定です。デザインだけを送って「いい感じの位置でお願いします」とお任せにすると、お客さまの「いい感じ」と作り手の「いい感じ」が微妙にズレることがあります。お手元のIQOSをスマホで撮影し、刻印したい場所と希望のサイズを画像に書き込んで送っていただくと、イメージのズレを防ぎやすくなります。刻印できる面や範囲は機種によって違うため、ご相談の際にご案内します。

製作例で見る「いい入稿データ」

言葉だけでは伝わりにくいので、製作例を3つ、データづくりのポイントとあわせて紹介します。

事例1:イラストの「線が活きる」鯉デザイン

うろこの一枚一枚まで描き込まれた鯉のイラストを刻印した例です。こうした細かいイラストは、アウトライン化したAi(.ai)のベクターデータで入稿いただくと、細い部分まで再現しやすくなります。複雑なイラストほどベクターデータの恩恵が大きいです。

事例2:筆記体サインの「線の強弱」を残す

名前を筆記体で刻印した例です。筆記体のサインは、フォントをアウトライン化したベクターデータで送っていただくと、ペン先の入りと抜きによる線の強弱も再現しやすくなります。

事例3:グラフィティ系の「太い面の塗りつぶし」

IQOS刻印 グラフィティ文字のベクター入稿事例
太い面の塗りつぶしも、面情報がきちんと閉じたパスになっていれば、ベタの濃さが安定する

グラフィティのように「ベタ塗り」がメインのデザインは、面のパスが閉じていることが大切です。データ上で見落としがちな「閉じていない隙間」があると、刻印中に面の濃さがムラになることがあります。

よくいただく質問

Q. 手書きデザインは持ち込めますか?

はい、可能です。手書きのラフや画像をもとに、Ichisで刻印用のデータを作成します。この場合は、デザインデータ作成代として1デザインあたり2,750円(税込)がかかります。手書きの線の雰囲気を残したい場合は、ご相談の際にお知らせください。

Q. SNSで保存した画像は使えますか?

SNSで保存した画像でも、ご自身で撮影した写真や自作のイラストであれば、基本的に使えます。刻印できるのは、ご自身で作成されたデザインか、権利者から使用の許可を得たデザインに限ります。他人が作成した画像、キャラクターや他社のロゴ、著名人の写真などは、お断りする場合があります。くわしくは入稿ガイドラインをご覧ください。判断が難しい場合は事前にご相談ください。

Q. データを送る前にイメージだけ相談できますか?

はい、ご相談いただけます。LINEやお問い合わせフォームから「こういう感じにしたい」というイメージをお送りいただければ、データの作り方などをご案内します。データの作成が難しい方は、Ichisでのデータ作成もご利用いただけます(料金は下の「料金・納期の目安」をご覧ください)。

料金・納期の目安

内容 料金(税込) 納期目安
持ち込みIQOS本体への片面刻印 5,000円(1個目) ご入金の確認後おおよそ2週間が目安
両面刻印(2箇所) 6,000円(1個目5,000円+2箇所目1,000円) ご入金の確認後おおよそ2週間が目安
デザインデータ作成代(デザイン料)。手書きや画像からのデータ作成を含みます +2,750円/1デザイン(.aiデータ入稿なら不要) ご相談時にご案内します

上の表は、IQOS刻印の料金をもとにしています。最新の料金は、IQOS刻印のページと注文フォームでご確認ください。

IQOS刻印は専用の料金で、版代はかかりません。同時注文の2個目以降の料金や、本体をIchisでご用意する場合の本体代も、あわせてそちらでご確認ください。正確な金額は無料のお見積りで確定します。

送料は別途かかります。IQOS刻印は全国一律で、1〜3個が800円、4個以上が1,500円(税込)です。完成品の写真をIchisのSNS・HPに掲載してよい場合は、原則として送料が無料になります。くわしくは送料のご案内をご覧ください。

IQOS刻印の納期は、ご入金の確認後おおよそ2週間が目安です。デザインが確定してからは最短3日で発送できる場合もあります。データの修正が必要になると、そのぶん確認のやりとりに時間がかかるため、入稿前のチェックがおすすめです。お急ぎの方は、注文フォームのご要望欄でお知らせください。

Ichisでの対応と関連記事

IQOS刻印は、Ichisが、ご相談から仕上げまで一貫して対応しています。Adobe Illustratorでデータを作るのが難しい方は、刻印用のデータ作成をIchisにお任せいただけます(デザインデータ作成代がかかります)。

これまでに刻印した実例は別記事「IQOS刻印のデザイン事例|名前・イラスト・写真、どこまでできる?」にまとめています。持ち込み加工の全体の流れは「IQOS ILUMA(イルマ)刻印の持ち込みガイド」もあわせてご覧ください。レーザー刻印そのものの全体像はレーザー刻印とはのページにまとめています。

ご相談・お見積もりはお気軽に

「データ作成が不安」「このデザインで本当に大丈夫か見てほしい」など、入稿前の相談だけでも歓迎しています。下記のフォームから、デザイン候補のスクリーンショットや手書きラフをそのまま送っていただいてかまいません。

▶ Ichisへお問い合わせはこちら

※ IQOS®はPhilip Morris International Inc.の登録商標です。当サービスは同社とは無関係の独立したレーザー加工サービスです。IQOS刻印のご注文は20歳以上の方に限ります。Ichisはレーザー刻印の加工サービスで、たばこ製品の販売は行っていません。