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社内表彰・永年勤続の記念品|名入れプレートの選び方

社内表彰・永年勤続の記念品|名入れプレートの選び方
目次
  1. 賞の記念品は「毎年同じ部分」と「毎年変わる部分」でできている
  2. 何に刻むか|プレート・円板・切り出し、形で印象が変わります
  3. 費用の差は「刻印の大きさ」より「何に刻むか」で出ます
  4. 文字を詰め込むほど、読めない記念品になります
  5. 式典の日から逆算する
  6. よくあるご質問
  7. 関連する記事とページ

最終更新日: 2026年10月1日

社内表彰の記念品は、毎年変わらない「賞の顔」と、毎年変わる「受賞者の名前」を分けて設計すると、見た目も費用も落ち着きます。1枚に全部を詰め込むと、翌年また一からやり直しになるからです。

表彰の記念品というと、ガラスの盾や大きなトロフィーを思い浮かべる方が多いと思います。ただ、社内表彰で先に考えておきたいのは、盾の形よりも、来年も再来年も続くということです。

表彰は一度きりの贈り物と違って、毎年同じ時期にまた来ます。MVP賞、永年勤続表彰、優秀店舗賞。賞の名前と会社のロゴは毎年同じで、変わるのは受賞者のお名前と年度だけです。それなのに毎年ゼロから作ると、去年と今年で書体が微妙に違う、大きさが揃わない、という残念なことが起きます。並べて飾ったときにいちばん目につくのがそこです。

この記事では、社内表彰・永年勤続の記念品を名入れで作るときに、何に刻むか、どこにお金がかかるか、式典の日から何週間前に動けばいいかを、東京・浅草でレーザー刻印を行うIchisがご案内します。先にひとつだけ書いておくと、刻印する面を大きくしても、刻印代はそれほど変わりません。金額の差が出やすいのは、何に刻むか、つまり商品本体のほうです。理由は本文の数字で説明します。

賞の記念品は「毎年同じ部分」と「毎年変わる部分」でできている

表彰の記念品に入る情報を分解すると、性質の違う二つに分かれます。

  • 毎年同じ|賞の名前(MVP/永年勤続20年 など)、会社名・ロゴ、賞のシンボルマーク
  • 毎年変わる|受賞者のお名前、年度・授与日、部署名

この二つを1枚の板に一緒に刻むと、毎年まるごと作り直しになります。逆に、賞の顔にあたる部分と名前の部分をパーツで分けておけば、翌年は名前のパーツだけを足せます。台座に貼るタイプにしておくと、毎年きれいに揃った記念品が並んでいきます。

会社のロゴを金属に刻むと、思っている以上に見栄えがします。下は飲食店のロゴを金色のプレートに刻んだものですが、賞の「顔」の面はこういう見え方になります。

お店のロゴを筆文字のままレーザー刻印した金色の金属プレート。表彰記念品のロゴ面の見え方
飲食店のロゴを金色のプレートに刻んだ例。筆文字のように太さのあるロゴは、金属でもかすれずに出ます。

ロゴをお使いになる場合は、広報や総務にあるAiデータ(Illustrator形式)をそのままお送りください。Aiデータがあれば、デザインデータ作成代はかかりません。手元にあるのがJPEGやPNGだけでも作れますが、その場合はIchisでデータを作成するため、デザインデータ作成代(1デザインあたり2,750円・税込)がかかります。

表彰のように毎年続くものは、初回にきちんとしたデータを作り、会社側でも保管しておくのがおすすめです。翌年以降も見た目が揃います。Ichisでの入稿データの保管は納品後6ヶ月間で、期間を過ぎると削除される場合があります。

何に刻むか|プレート・円板・切り出し、形で印象が変わります

ステンレスの円板にスクリプト体をレーザー刻印したもの。メダル型の表彰記念品の見え方
ステンレスの円板に筆記体を刻んだもの(自社ブランドAnother Cityのコースターです)。円板はメダルのように見えるので、表彰とは相性のいい形です。

Ichisでできるのは、金属やアクリルに「刻む」ことと「切り出す」ことです。形によって受け取ったときの印象がずいぶん変わるので、代表的な三つを並べてみます。

形 向いている賞 見え方・扱い
角プレート 永年勤続・社名を大きく出したい賞 文字を並べやすく、いちばん情報が入る。台座や木の板に貼る前提で作れる
円板(メダル型) MVP・年間表彰など「一位」の賞 メダルの見立てになる。文字数は少なめが似合う
切り出しエンブレム 賞のシンボルを作りたいとき 形そのものを賞のマークにできる。細い部分は強度が落ちるので線を太めに

切り出しというのは、板を文字や図形の形にくり抜く加工です。アイキャッチにしている金色のエンブレムがそれで、ミラーゴールドのアクリルを星形に抜いています。もともとは看板用に作ったものですが、賞のシンボルとして毎年同じものを使う、という使い方ができる形です。切り出し加工の料金は、価格表とは別に個別のお見積りになります。

なお、台座つきの盾やトロフィーそのものを一から作るというより、プレートだけを作るという頼み方もできます。すでにお持ちの盾や、市販の木の台に貼るプレートを1枚から刻む、という形です。お手元の品に直接刻む場合は持ち込み刻印の注意点もあわせてご覧ください。

費用の差は「刻印の大きさ」より「何に刻むか」で出ます

ここがいちばんお伝えしたいところです。刻印の料金はレーザー加工刻印 価格表で公開していて、三つの合計で決まります。

  • 版代 5,500円|注文ごとに毎回かかります(初回だけの費用ではありません)
  • デザインデータ作成代 2,750円|1デザインあたり。Ai形式のデータをお持ちなら不要です
  • 刻印単価|刻む範囲のサイズと数量で決まります(下の表)
刻印サイズ 1〜49個 50〜99個 100〜299個
〜100×100mm 1,500円 450円 400円
〜200×200mm 2,000円 500円 450円
〜300×300mm 2,500円 550円 500円

(2026年4月改定の料金表より。300個以上の単価など、最新の内容はレーザー加工刻印 価格表をご覧ください)

この表を表彰の目線で読むと、面白いことがわかります。刻印する面を100mm角から300mm角にすると、面積は9倍になります。ところが1個あたりの刻印代は1,500円から2,500円、差は1,000円しかありません。10人ぶん作っても差は10,000円です。

つまり「大きくすると高くなりそうだから小さめに」と我慢する必要は、刻印代に関してはあまりありません。金額の差が出やすいのは、真鍮の板なのかステンレスなのかアクリルなのか、台座を付けるのか——商品本体のほうです。

価格表の数字は刻印の加工代です。商品本体の代金と送料は別途かかります。本体代を含めた正確な金額は、無料のお見積りで確定します。送料については送料のご案内をご覧ください。表示はすべて税込です。

もうひとつ、表彰ならではの話をします。上の表は50個から単価が3分の1以下に下がりますが、社内表彰でこの数量に届くことはまずありません。毎年1人から数人だからです。だから「まとめて作って単価を下げる」という発想は、表彰にはあまり効きません。効くのは、賞の顔にあたるパーツを毎年使い回して、変わるところだけ足していく設計のほうです。

数をまとめる方向でお得になるのはノベルティ側の話なので、そちらは小ロットのノベルティ制作の記事にまとめてあります。

文字を詰め込むほど、読めない記念品になります

見本用に作った小さな真鍮タグ。輪郭だけの書体は小さくすると線が細って読みにくくなる例
見本用に作った小さな真鍮タグ。輪郭だけをなぞる書体は、小さくすると線がつぶれて読みにくくなります。

表彰の文面は、放っておくとどんどん増えます。賞の名前、会社名、部署、受賞者のお名前、日付、代表者名。全部を入れようとして文字をどんどん小さくしていくのは、起こりやすい失敗です。

金属へのレーザー刻印は、素材の表面をレーザーで直接加工します。線が細いほど加工される幅も細くなるので、文字を小さくするほど読みにくくなります。読めなければ、記念品としての意味が薄れてしまいます。文字を小さくするのではなく、行を減らすのがおすすめです。

細い明朝体や、輪郭だけをなぞるような書体は、小さくすると線がつながって黒い塊に見えてしまうことがあります。上の写真のタグくらいの大きさになると、この差がはっきり出ます。

表彰で減らせる行は、だいたい決まっています。日付は「2026年8月吉日」より「2026.8」で足りますし、代表者名は入れないという判断もあります。受賞者のお名前をいちばん大きく残す、と決めてしまうと、あとは自然に削れていきます。書体は太めのゴシックか、太さのある明朝が安全です。文字がつぶれる仕組みはレーザー刻印の失敗を防ぐにまとめてあります。

式典の日から逆算する

表彰は日にちが動きません。ここだけは早めに動いていただきたいところです。

納期は、ご入金の確認後(お手持ちの品を送っていただく場合は品物の到着後)、おおよそ2週間が目安です。プレートなどをIchisで仕入れてから刻印する場合は、仕入れと刻印を合わせて約3〜4週間が目安です。ここに文面とデザインの確認のやりとりと、配送の日数が加わります。式典の日が決まっている場合は、遅くとも3週間前までにご注文いただけるよう、早めにご相談ください。お急ぎの場合はご注文前にご相談ください(確約はできません。お急ぎ対応の可否と料金は、ご注文前にご案内します)。

逆算の目安はこうなります。

時期 やること
式典の5週間前 受賞者と賞の数を確定。ロゴのAiデータを探しておく
式典の4週間前 ご相談・お見積り。文面と形を決める
式典の3週間前 ご注文・ご入金。刻印の製作へ(ご入金の確認後おおよそ2週間が目安)
式典の2〜3日前 お手元に到着。当日の朝に届く段取りは避ける

プレートなどをIchisで仕入れてから刻印する場合は、上の表より1〜2週間早めに動いていただくと安心です。

いちばん時間がかかりやすいのは製作ではなく、受賞者が確定するまでです。社内の決裁が式典の直前まで動くこともあります。その場合は、賞の顔の部分を先に作っておいて、名前のパーツだけを後から刻むという分け方が効きます(ご注文を分ける場合、版代と納期はご注文ごとにかかります)。冒頭に書いた「分けて設計する」というのは、費用の話であると同時に、この段取りの話でもあります。

よくあるご質問

1個からでも作れますか 作れます。価格表の刻印単価は1〜49個の帯から始まっていて、1個からご注文いただけます。1個の場合も、刻印代のほかに版代などがかかります。
すでにある盾に貼るプレートだけ頼めますか できます。貼る面のサイズと、板の素材・色をお知らせください。お手元の品に直接刻むご相談も受けています。
来年、受賞者を1人ぶんだけ追加できますか できます。ただし版代5,500円は注文ごとにかかるので、同じ年の受賞者はまとめてご注文いただくほうが無駄が出ません。
永年勤続で人数が多いのですが まとめてご相談いただけます。人数と勤続年数の一覧をお送りください。お名前が一人ずつ違う場合の版代とデザインデータ作成代の扱いは、お見積りでご案内します。

関連する記事とページ

社内表彰の記念品は、その年の一人のために作るものですが、実際には来年も再来年も同じ棚に並びます。だからこそ、初回に決めた形と書体が長く効いてきます。何を刻むか迷っている段階でも、賞の名前だけ決まっている段階でも大丈夫です。人数と式典の日を添えてご相談ください。